以前、コチラの記事でAudibleを使ってオーディオブックを聴くようになった事を書いた。
前は英語のオーディオブックを聴くために利用していたAudibleだけど、安宅和人氏の『シンニホン』が話題になり、そのオーディオブックを探し始めたことをきっかけにして、最近は日本語のオーディオブックをよく聴くようになった。
だけど以前も書いた通り、Audibleは日本語のラインナップが少ないこともあり、別のオーディオブックのサービスを駆使している。
いまオーディオブックを提供しているサービスで主要なものは、Audible、Audiobook.jp、Apple booksの3つだ。
それぞれ利用してみたけれど、どのサービスにも一長一短ある。
今回は3つのサービスを利用してみて分かったそれぞれのサービスの利点と欠点を紹介していこうと思う。
でも急いでいる人のために、先に結論を書いておくとこんな感じになる。
Audiobook.jp > Audible > Apple books英語のオーディオブックのラインナップの豊富さ
Audible ≧ Apple books
値段の安さ
Audiobook.jp > Apple books(但し、特価品があり) > Audibleアプリの使い勝手と安定感
Audible > Audiobook.jp > Apple books
月額会員加入のコストパフォーマンス/お得感
Audible > Audiobook.jp
それじゃあ、詳しく確認していこう。
Audibleの良い所と欠点
個人的には英語のオーディオブックを聴くならAudibleが1番ラインナップが良い!
聴きたいと思った洋書はほどんどラインナップにあったので個人的には洋書のオーディオブックを聴くならAudible一択だ。
だけどこれが日本語のオーディオブックとなると手放しで「良い!」と言えないんだよ・・・
まずはAudibleの良いところから。
Audibleの良いところ
Audibleで良いところは、月額1500円の会員登録をすると月に1枚コインが与えられ、このコインと好きなオーディオブック1冊を交換出来る所だ。
コインと交換するオーディオブックの値段は関係無しだ。
1500円のオーディオブックも3500円のオーディオブックもコイン1枚と交換出来る。
さらに、コインで購入したオーディオブックは購入から1年間は返品が可能で、返品するとコインが戻ってくるのだ。
しかも1度聞いた本でも返品する事が出来る。
これは かなり太っ腹な対応だと思う。
Audibleのもう1つの良い所は専用アプリが軽く、安定していて使いやすいことだ。
アプリが安定している事はオーディオブックを聴く上で結構大切な指針だ。
なにせ、アプリの起動がもたついたり、突然アプリが落ちたりするとオーディオブックを聴く上で非常にストレスを感じ、これが連続したりすると聴く気を失ってしまう。
その点でAudibleのアプリは非常に安定している。
アプリはパッと立ち上がり、サクサク動いてくれるのでストレス無くオーディオブックを聴く事が出来る。
不満が無いわけではないけど、アプリの使い勝手は3つの中で1番良いのでは無いかと思う。
さらにAudibleは無料で聴けるAudible Stationが充実しているところが良い。
月額会員登録をしていればこれらは聴き放題だ。
個人的にはNewspicksのAudible Stationを良く聞いている。
購入しておいたオーディオブックのストックが無くても聴く物にこと欠かないところが良いよね。
個人的には3つのサービスの中で1番良く使っているのがAudibleだ。
Audibleに対して個人的に感じる不満点
しかし、それでもやっぱりAudibleを使っていて不満に感じることはある。
Audibleに対する最大の不満は日本語のオーディオブックのラインナップが少ないことだ。
この事は以前の記事でも書いた。
勿論、前の記事を書いた時と比べればラインナップは遥かに豊富になっている。
だけど、聴きたいと思った本を検索しても全然ヒットしないという状況にあることもまた事実だ。
話題になっている本や売れ筋の本が優先的にオーディオ化されているため、話題から外れているけど個人的に聴きたい本が尽く無いというのが個人的な印象だ。
さらにAudibleに対して不満を感じる点はオーディオブックの値段の高さだ。
Audibleは3つのサービスの中での値段設定が1番高い。
会員になれば割引価格で購入できるけれど、それでも値段設定としては割高な印象だ。
だから、お金での購入を前提として考えるときはAudiobook.jpやApplebooksで本を探してしまうというのが実情だ。
Audiobook.jpの良いところと欠点
お次はAudiobook.jpを紹介。
Audiobook.jpは日本語オーディオブックのラインナップ日本一を売りにしているオーディオブックサービスだ。
Audibleとはまた違う、月額会員になるとオーディオブック聴き放題というサービスも展開している。
Audiobook.jpの良いところ
Audiobook.jpの1番の良いところは、やはりオーディオブックのラインナップの豊富さだ。
『日本語オーディオブックの品揃え日本一』の異名は伊達じゃない。
日本語のオーディオブックのラインナップの充実度は3つのサービスの中でダントツに多く、Audibleで見つからない本もAudiobool.jpでなら大抵は見つけられるという感じだ。
また、1冊あたりのオーディオブックの値段設定も3つサービスの中では1番良心的で良い。
さらに、Audiobook.jpは良く1ポイント1円で使えるポイントを300ポイントくらいプレゼントしてくれる。
これを使うと300円引きでオーディオブックを購入することが出来てしまうのだ!
だからAudibleのように月額契約をして月1冊の本を貰うという形ではなく、どんどんオーディオブックを買って聴きたいという人にはAudiobook.jpを利用するのが1番良いと思う。
Audiobook.jpの個人的に残念なところ
そんな日本語のオーディオブックで最強のラインナップを誇り、値段も良心的であるAudiobook.jpだけど、残念ながら不満な点もある。
それは、アプリの使い勝手があまり良く無いところだ。
アプリがよく落ちるんですよ。。。
これは使っているスマホの性能にもよるので、最新機種を使っている人には気にならないかもしれない。
僕はiPhone 6sにアプリを入れて、最初に立ち上げた時、何度も落ちまくったため、ここでオーディオブックを買ったことを激しく後悔した(その後は普通に聴けました。アプリを同時に立ち上げすぎていたのがダメだったみたいです)。
但し、Audiobook.jpのアプリにも良いところはある。
紙の本の中に書かれている図や表などをPDFファイルとしてダウンロードして閲覧するのが見やすいのだ。
この機能はAudibleにもあるのだけれど、Audibleの方は分かりにくいんだよ。
一応、Audibleのアプリでも本の目次の所から見れるようになっているんだけど、本の種類によってはアプリの目次ページからファイルを参照出来ず、わざわざブラウザを立ち上げて、自分のAudibleアカウントのラインナップページに飛んで行かないと見れないものもあったりするんだよ。
Audibleに関してはこれが本当に面倒くさいので、オーディオブックを聴いていて余程気にならないと添付ファイルを参照することは無い。
その点、Audiobook.jpのアプリは添付ファイルを参照する項目が目に付くところに配置されていて、分かりやすいし、見やすくて良い。
この点においてはAudibleのUIよりもAudiobook.jpの方が優れていると思う。
ちなみに、Audiobook.jpには月額でオーディオブックが聴き放題になるサービスがあるけれど、聴き放題プランに含まれているオーディオブックのラインナップはすごく微妙なのでお勧めしない。
読み放題の月額会員登録をしてもAudiobook.jp内のオーディオブックがすべて聴き放題になるわけではないので注意が必要だ。
興味のある方は1度、読み放題のプランに含まれているオーディオブックのラインナップを確認しておくことを強くお勧めしておく。
Apple booksの良いところと欠点
さて、iPhoneユーザーなら初期設定の状態で最初から利用できるApple booksの紹介だ。
僕はスマホはずっとiPhoneでAndroidを使った事が無いため、Androidユーザーにとってこのサービスが身近なものかどうかは分からないけど、一応紹介しておこうと思う。
Apple booksの良いところ
オーディオブックに関して、Apple booksは他の2つのサービスと比べるとちょっと落ちるというのが率直な感想だ。
だけどApple booksには良いところが全くないという訳ではない。
まずオーディオブックのラインナップだが、他の2つのサービスと比べるとラインナップ数が微妙な感じなのは否めない。
しかーし、Apple booksにはAudibleやAudiobook.jpには無い個性的な本がラインナップにあったりするので侮れない。
AudibleとAudiobook.jpを探しても無かったけれど、Apple booksにはあったというオーディオブックも少なからずあり、一度は覗いてみるべきサービスだと個人的には思う。
また、Apple booksのオーディオブックの価格設定はAudiobook.jpと似たような値段になっているのでAudibleよりも安いというのも良いところだ。
しかも中には信じられないほど安い値段で販売されているオーディオブックもあったりする。
Apple booksを利用する時は、そういったお得なオーディオブックを探すのが個人的な楽しみだ。
Apple booksの個人的に残念なところ
Apple booksの欠点は何と言ってもアプリの使い勝手の悪さだ。
携帯用のアプリの使い勝手は3つのサービスの中で1番悪い。
と言っても、本を聴くだけと割り切ってしまえば使用に大きな問題がある訳では無い。
ただ、UIがシンプルすぎて、かえって分かりにくいのだ。
また、これはアプリのバグだと思うのだが、1度聴き終えたオーディオブックをもう1度最初から聴こうとすると、なぜかアプリが落ちまくるのだ。
僕は1度、このバグの無限ループにハマり、買ったはずのオーディオブックが1回しか聞けなくなる危機を経験して大いに焦らされた。
この辺りはOSアップデートとかで改善されるのでは無いかと思うけれど、どうなのかなぁ。
3つのオーディオブックサービスの比較と感想
以上の結果を踏まえて各サービスの長短をまとめるとこんな感だ。
Audiobook.jp > Audible > Apple books英語のオーディオブックのラインナップの豊富さ
Audible ≧ Apple books値段の安さ
Audiobook.jp > Apple books(但し、特価品があり) > Audibleアプリの使い勝手と安定感
Audible > Audiobook.jp > Apple books月額会員加入のコストパフォーマンス/お得感
Audible > Audiobook.jp
3つのサービスを使ってみた個人的な感想
個人的には3つのサービスの中ではAudibleを1番良く使っている。
Audibleは月額1500円でオーディオブックを一冊もらえるお得感と、月額会員なら無料で聴けるAudible Stationが聴きでがあって良いだからだ。
それに、1年以内ならオーディオブックを自由に返品出来るという太っ腹な対応も良い。
普段はもっぱらAudibleを使って入るけれど、Audibleに無い本を求めて補助的にAudiobook.jpとApplebooksを使うというのが現在の状態だ。
今後Audibleのラインナップがもっと充実してくればAudibleに一本化出来るかなと思う。
移動に音楽を聴くのも良いけれど、オーディオブックを聴くというのも選択肢として良いと思うのでお勧めだ。