妻が突然、なかなか重い病気にかかって入院となり、ここしばらくは仕事に家事に、妻の付き添いでとても忙しい毎日をおくっていた。
妻が緊急入院!
最初、妻が倒れて病院に運ばれて医者から妻の病状について聞いた時は本当にどうなるのだろうと目の前が真っ暗になった。(妻補足;前触れなく急病でした。しかも私の若さではあまり無い病気)
しかし、ありがたいことに入院してからは特に大きな問題もなく順調に回復し、無事に退院となった。
妻が入院している間は、僕が家事の全てをやっていたのだけど、今回妻が居なくなって初めて自分が家の事を案外知らないという事実に直面した。
いや、自分が普段使うものとか、子供たちが日常的に使うものが何処にあるとかはちゃんと分かるのだ。
ところが、時々しか使わないものとか、衣替えをするための秋冬用の衣服のしまい場所とか、子供の保険証とか、そういったものが家の何処にあるのかがわからなくて困ったのだ。
自分は普段から妻の家事を割と良く手伝っている方だと思っていたが、今回の件で、実はそれ程でもなかったという現実を突きつけられた気がした。
今回の経験を生かして、もしもの時に夫がどんな事に困るのかを僕の経験からまとめてみようと思う。
妻がいなくて困ったこと
まず困ったのが、子供たちの保育園や幼稚園の連絡先が分からなかった事だ。
いや、子供達が何処の保育園や幼稚園に行っているかは勿論、分かっていた。
ただ、僕の携帯のアドレスの中に子供達の行っている保育園と幼稚園の連絡先が入っていなかったのでちょっと困ったのだ。
勿論、そんなものはスマホでちょっと検索すればスグに分かる。
でも、連絡する必要に迫られた時、僕は病院で医師から妻の病状と治療についての説明を聞いたり、義理の両親や自分の両親、会社に連絡したり、妻の入院の準備をしたりとメチャクチャ慌ただしかったのだ。
もし、僕の携帯にあらかじめ幼稚園と保育園の連絡先が入っていたら、パッと連絡できて手間がなかったなと思う。
次に大変だったのが、大事なものが何処にしまってあるのかが分からなかった事だ。
妻が入院した頃、子供達は若干風邪気味で体調があまり良くなかった。
妻が入院して数日後、子供達を病院に連れて行くことになった訳だが、保険証や診察券が何処にあるのかが分からなくて右往左往した。
そう言えば、僕が子供を病院に連れていく時は子供の保険証や診察券はいつも妻から手渡して受け取っていた。
妻が普段、保険証や銀行のキャッシュカード等の重要なものを何処にしまっているのかを知っておくことは大切だなと感じた。
ただ、妻から医療保険や生命保険の証券が何処にあるのかは普段から聞かされていたので、そこは大丈夫だった。
いざという時のために、そういった大切なものが何処にあるのか、情報を夫婦で共有しておくことは大切だと思う。
病気だったからまだ「〇〇は何処にある?」と妻に聞けたが、もし事故などで妻が突然死んだとかなったら、自分の家の家探しが物凄く大変だっただろうと思う。
妻がいなくて徐々に困ったこと
妻が入院して数日もすれば、何となくバタバタとした慌ただしさは収まっていく。
妻がいない生活が始まって次に気がついた事が、家の消耗品のストックが何処にあるのか、またどれくらいストックが家にあるのかを把握していないという事だった。
最初にその事に気がついたのは、ボックスティッシュが無くなった時だった。
「あっ、ティッシュ無くなったから新しいの出さなきゃ」
と思って新しいティッシュを出した時に、トイレットペーパーの残りが少ないのを発見した。
「おっ、トイレットペーパーもそろそろ買わなきゃならないな」と思ったのだ。
ところが、事態はそれだけで収まらなかった。
その日の夜に、子供達とお風呂に入ろうとして、石鹸が小さくなっているのに気がついた。
そこで、新しい石鹸を出そうとしたら、新しい石鹸のストックが無かったのだ。
「ありゃ、石鹸切れてるじゃないか」
そう思い、念のため確認すると子供用のシャンプーも残り少なく、新しいものが無い状態だと分かった。
お風呂から出た後、色々調べてみると、食器用洗剤も残り少ないのにストックが無い事が判明。
全部使い切って無くなる前に分かって本当に良かった。
夕食の後、使おうと思って新しいストックが無いと分かった場合、子供達を連れて買い物に行かなくてはならない。
それは物凄く大変だ。
改めて、妻が毎日の生活のためにどれだけ家の事を気にしてくれていたのかを知った瞬間だった。
妻がいなくて子育て、一番大変だったことは?
妻がいない間、1番大変だったのはやはり毎日の食事の準備だ。
料理は苦にならなかったけれど、食材のストックと状態を管理しながら、残っている食材から何を作るのかという献立の組み立てが大変だった。
買い物するときも漫然と買い物をするのでは無く、なんと無く何を作るかを想像しながら買い物をするというのが中々面倒臭かった。
「これを毎日やってくれているのだから、(妻は)本当に凄い」と買い物をしながら妻に対する尊敬はうなぎ登りだ。
こればかりは経験がものを言うので、事前に準備をするのは難しいかもしれない。
でも、月に1回くらいの頻度で夕食当番をすると言うのは良い準備かもしれない。
緊急事態、どう対処する?
普段から、「緊急事態にどう対処するのか」という事を考えて生活している人はそんなにいないだろう。
ただ、今回の妻の病気を通して、「いざという時」は突然やってくるという事を痛感した。
これは病気だけじゃ無く、災害などもそうだろう。
普段から「その時」の事を意識できなくても、日常のちょっとした心がけと準備だけで、もっと柔軟にいろいろな事に対処できると今回の経験を通してつくづく感じた。
自分が倒れた時のために、あるいはパートナーが倒れた時のために、緊急事態が起きた時に備えて夫婦で話し合い、色々な事をあらかじめ決めておく事が大切だと思う。
今回の出来事を通して得た僕の大きな反省は、「もっと家の中の事に普段から関心を払っておくべきだった」というものだ。
知らない内に妻に甘えすぎていたんだなと思う。
僕がそのように甘えていても、淡々と家の中の事をやってくれていた妻に大きな感謝を送りたい。
そして、これからはもっと家事に参加しようと思う。
管理人@妻のコメント
感謝な事に、予想より早く退院する事が出来ました。
今は家でリハビリしながらも、日常に耐えうる体力をつけつつ。
原因と思われるところの治療に向けて検査したりしつつの毎日です。
健康に気を配っていたつもりだったんですけど、今回の急病は、生活疾患でもなんでもなくて、防ぎように無いというか、そいう事例は症例としてあるけれどもマレというものでして。
今回の急病は、本人よりも支える旦那の方が修羅場だったと思います。
関係者への連絡に追われ、私の面会と、子供達の面倒や家事に終われ。
そんな中でも、ほぼ毎日病院に足を運んでくれた旦那(と母、カゲで支えてくれていた義母、心配してくれた知り合いにも)多大に感謝しています!!
旦那にアイマスクが災害用非常用持出袋の中に入ってるから持ってきてとお願いいたんですけど、
非常用持ち出し袋の中を初めて確認した旦那はここまで準備していたのかと驚いたそうです。
念のために、家庭内で自分しか知らないで急にいなくなったら困る事、
- 銀行のキャッシュカードのパスワード
- パソコンやアマゾンや楽天などのIDやパスワード
- 保険一覧
- アマゾン定期便の解約など
などは色紙に書いて緊急時に必ず見るであろう場所に挟んでおいたのが功をそうしました。
今回、旦那としは、役割分担していていた分野で、ある程度分担外の仕事のやり方はわかっているけど、実際自分がやりだすと戸惑うよね、というところだったかと思います。
もともと短期間でも1人暮らしをしたことのある、料理ができる旦那だったので助かりました。
みなさま、予想せず急に病気とかは、とても急に起こります、災害じゃ無いけど。
準備は万全にをおすすめします。