夫婦の絶好のコミュニケーション!<夫婦喧嘩を上手に利用する方法>

夫婦関係を良好に保つために大切なのはコミュニケーションだ。

しかし、結婚して夫婦となると、途端にコミュニケーション不全が起きてしまう。

夫婦のコミュニケーションのために何が大切なのかということについては、下記の2つの記事で基本的な事について書いた。

上手な夫婦のコミュニケーション

夫婦になるとコミュニケーションが取れなくなる?

今回はある意味で究極・極限の夫婦のコミュニケーションの事を取り上げてみようと思う。

それは、夫婦喧嘩だ。

僕ら夫婦もこれまで数限りなく夫婦喧嘩をしてきた。

多くの人は、「夫婦喧嘩=悪いもの」と考えているかもしれない。

確かに夫婦喧嘩は夫婦の関係を悪くするものであると思う。

でも、もし夫婦喧嘩を上手に取り扱うなら、夫婦喧嘩は2人にとってまたとない、深いコミュニケーションの機会とすることが出来る。

今回は、どうすれば夫婦喧嘩を夫婦のコミュニケーションの機会に出来るのか、という事について書いてみようと思う。

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夫婦喧嘩

結婚生活につきものなのが夫婦喧嘩だ。

どんなカップルだって喧嘩をしたいなんてこれっぽっちも思ってないと思う。

 

でも、一緒に住んでいればどうしたって相手に対して何かしらの鬱憤が溜まってしまうものだ。

そしてある日、ついに我慢が限界に達して喧嘩が始まってしまう。

そういう経験は結婚している人ならば誰にでもあるだろう。

 

「喧嘩するほど仲が良い」なんて言うけど、そのせいで離婚が視野に入るような状態になってしまうなら元も子も無い。

そういう僕ら夫婦も、結婚して最初の2、3年は本当によく喧嘩をしていた。

お互いに愛し合っているはずなのに夫婦関係がギスギスしてしまっている事に悩んでいた。

 

しかし、ここ数年は夫婦喧嘩をする事も大分減ったように思う。

それは、夫婦間の雰囲気が悪くなっても喧嘩では無く別の形でお互いの不満を解消出来るようになって来たからだ。

そしてその方法を僕ら夫婦は数多の夫婦喧嘩の経験から学んで来たのだ。

夫婦喧嘩の時にしてはいけない行動とは?!

 

最初に夫婦喧嘩においてしてはいけない行動について経験から書いてみる。

僕ら夫婦が実際に夫婦喧嘩の中でやり、失敗したと感じた行動3つだ。

喧嘩をするたびに負のスパイラルに入り込んでしまいどうにもならないと感じている夫婦はもしかしたら以下のことをやってしまっているかもしれない。

その後で、夫婦喧嘩を解決するためのすべき対処法について書いていく。

 

ポイント3つ
1.感情的になって相手を言い負かそうとしない
2.相手の言い分を聞かず、自分の正当性ばかりを主張しない
3.女性は夫婦喧嘩で過去の話を持ち出さない。男性は相手の言い分をスルーしない。

 

1.感情的になって相手を言い負かそうとしない

夫婦喧嘩が泥沼化する最大の原因はお互いに感情的になり、相手をいい負かそうとすることにある。

なんとかして相手に自分の非を認めさせ、自分の方が正しいことを認めさせて相手よりも優位に立とうと思ってしまうのだ。

これは夫婦喧嘩における最大のNG行動の1つだと思う。

 

夫婦喧嘩で相手を言い負かせて喧嘩を終えると、言い負かした方は自分の意見を押し通したと言う事で気持ちが良いかもしれない。

でも、言い負かされた側の心には大きな禍根を残してしまう。

それは、自分の言い分が拒絶されたという強い無力感と相手に対する不信感だ。

そして、その禍根は今後の夫婦関係に絶大な悪影響を与える原因となる。

 

だから、喧嘩が勃発してカッとなった時に心の片隅で絶対に覚えておいて欲しい事は、「感情に任せて相手を言い負かそうとしない」と言う事だ。

例え、言葉で相手をねじ伏せたとしても、それは夫婦喧嘩に勝った事にはならないし、ましてや夫婦喧嘩を正しく解決した事にもならない。

 

そのようにして終わらせた夫婦喧嘩というのは、問題を解決したどころか、むしろ今後の夫婦関係において極めて不安定な地雷を埋めたのと同じなのだ。

夫婦喧嘩の正しい解決とは、喧嘩を通して相手が日頃感じている不満を理解し、お互いに歩み寄ることなのだ。

 

2.相手の言い分を聞かず、自分の正当性ばかりを主張しない

これは先ほど書いた内容と被るけれど大切なポイントだ。

そもそも夫婦喧嘩は相手に対する不満が原因で始まるものなので、喧嘩の口火を切った瞬間から、夫婦はお互いに自分の正当性を強烈に主張しまくる。

 

そして相手が結婚生活において、いかにダメで、失格なのかの理由を烈火のごとく並べ立てる。

僕の経験から言っても、夫婦喧嘩というのはそういうものだと思う。

 

でも、自分の正当性を相手に認めさせるために一生懸命になり過ぎると、相手の言い分に耳を貸せない状態に陥ってしまう。

これが喧嘩を泥沼化させる原因となってしまう。

自分の言い分ばかりを主張しているとその喧嘩の落とし所、着地点を見失ってしまうのだ。

こうなると、その夫婦喧嘩は相手が自分の言い分を全面的に認めて受け入れるまで終われなくなってしまう。

 

でも、相手が全面的に自分の言い分を正しいと受け入れてくれることなんてあるだろうか?

絶対無いよ、そんなこと。

だって相手も自分の方が絶対に正しいと本気で信じて喧嘩をしてるんだから。

 

喧嘩中は2人ともヒートアップしているので、「全ての正義は自分にこそある」と思い込みがちだ。

でも、もし第3者が自分たち夫婦の喧嘩を客観的に見ていたら、案外その人は自分ではなく相手の主張の方が主張として正しいと言うかもしれないという事を頭の片隅に留めておいて欲しい。

夫婦喧嘩において、絶対的に正しい側に立っている事は、それこそ相手が浮気でもしてない限りあり得ないのだ。

 

3.女性は夫婦喧嘩で過去の話を持ち出さない。男性は相手の言い分をスルーしない。

もう一つ、夫婦喧嘩で女性と男性がそれぞれやりがちなNG行動がある。

それが過去の話を持ち出す事と、相手の言い分をスルーして無視する事だ。

 

僕ら夫婦が喧嘩をしていて妻によくされたのは過去の失敗の話を持ち出すことだ。

「あなたはあの時もこうだった。別の時はこうだったじゃない!」と過去の僕の失敗を並べ立てて責めまくるのだ。

これがいつも僕の怒りに油を注いだ。

過去の話を蒸し返してくるのは、相手を言い負かそうとしている証拠でもある。

だからこれは極力しない方が良い。

 

また、男性がしがちかなと思う事は相手の主張を無視してスルー(無視)する事だ。

妻が言った事に対して全く反応せず、別の事について話し出すのだ。

僕もこれをやった事があるが、そのとき妻は烈火のごとく怒り狂ったのを覚えている。

 

女性は結論よりも過程を重視する。

女性はたとえ喧嘩の中であっても自分の言った事に対して何らかの応答をして欲しいのだ。

だから、自分が言った事に対して反応や応答が全く返って来ない時、その事実に過剰に反応し、怒りが爆発してしまう。

 

男として、妻が怒涛の勢いでぶつけてくる面倒臭い言いがかりをスルーしてしまいたい気持ちは分かる。

でも、それをすると無駄に喧嘩が泥沼化し、長期化する原因となるのでオススメはしない。

 

僕ら夫婦の結婚生活初期において、夫婦喧嘩をややこしくしていたのは、知らずにしていたこのようなNG行動の数々だったなぁと振り返って見ると感じる。

では、どうすれば良い形で夫婦喧嘩の決着をつけることが出来るのか。

ここからは、夫婦喧嘩を通して夫婦仲を改善するためにすべき行動について書いていく。

 

夫婦喧嘩の良い対処法

夫婦喧嘩をしてしまった時の、良い対処法について。

 

ポイントは4つ
1.お互いに冷静になるために1度その場を離れ、クールダウンする
2.相手の言い分に耳を傾けてみる
3.自分の悪い点を認め、謝る
4.問題について冷静に話し合う

1.お互いに冷静になるために1度その場を離れ、クールダウンする

夫婦喧嘩が始まったら、まず冷静になるためにクールダウンすることが大切だ。

1度喧嘩が始まったら、2人がその場に居る限り、お互いにどんどん興奮し、喧嘩がヒートアップするだけだ。

それならいっそ、どちらか一方が外出をしたり、別の部屋に移動したりしてパートナーから離れた方が良い。

 

どうせ、感情的になった状態では、物事を良い方向に進める事は出来ないのだ。

言い合いが小康状態になったタイミングを見計らってスッと部屋を出て行く。

 

もし運転中の車の中等、物理的に離れることが出来ない場所に居るなら、自分が黙って言い返すのをやめ、強制的に沈黙状態を作るなど方法は色々あると思う。

とにかく、喧嘩を1度棚上げ状態にするのだ。

僕ら夫婦の場合は、その場を離れるのは常に僕の役割だった。

大抵は別の部屋に引きこもり、冷静になるまで部屋から出なかった。

 

2.相手の言い分に耳を傾けてみる

冷静になったなら、次にすべき事は相手の言い分に耳を傾ける事だ。

夫婦喧嘩が始まると大抵の場合、興奮しすぎて相手が本当に伝えたい事を聴き取ることが出来なくなっている。

怒りはその人の理解力、コミュニケーション能力を低くするのだ。

 

でも1度その場から離れて冷静になったなら、もう少し落ち着いて相手の主張に耳を傾けることが出来るはずだ。

冷静さを取り戻したらパートナーの所に戻る前に、相手が自分に何を言っていたのかを思い出し、怒りの原因について考えるのも良いだろう。

冷静になったら、自分の主張をとりあえず置いておき、相手の言い分は何かを知る努力をするのだ。

 

相手の感情的な言葉を冷静に受け流し、相手が本当に伝えようとしている事に耳を傾けるのが冷静になった側の果たすべき仕事だ。

我が家においてそれはほとんどの場合、僕の役割だった。

これ、結構辛い役割なんです。

だから相手と向き合って再び怒りで興奮してきたら、何度でもその場を離れて冷静になるための時間を取れば良いと思うよ。

本当に。

 

3.自分の悪い点を認め、謝る

夫婦喧嘩において、どちらか片方だけが100%悪いことなんてほとんど無い。

感情的になっている時は、「絶対に相手が悪いんだ」と思い込んでいるが、冷静になって相手の主張に耳を傾ければ、段々と自分の落ち度が見えて来る。

例え自分より相手の落ち度の方が大きいものだったとしても、とりあえず自分に非のある部分を認めて謝ることが大事だ。

そうすると、感情的だった相手もグッと冷静になってくれる。

そうなれば建設的に話し合いをする余地が生まれて来る。

そうなればこっちのものだ。

 

4.問題について冷静に話し合う

夫婦喧嘩を平和の内に終わらせるために踏むべき最期の段階は夫婦会議だ。

今回の喧嘩について、相手はどこに問題と不満を感じていたのかを聞き、その問題を改善するために何が必要かを話し合うのだ。

 

この時大切なのは、相手の主張に不必要な反論をしたり、相手の意見をむやみに否定しない事だ。それよりも、相手が自分に対して感じている不満点や問題をどうすれば改善できるかを一緒に考えて話し合う姿勢が必要だ。

また、このタイミングで自分が相手に対して持っている不満や問題などを伝え、同じように話し合う事も忘れては行けない。

この段階に達しても、相手が自分の落ち度を認めないという事は起こり得る。

しかし、その時も怒って興奮してはいけない。

もしここで怒ってしまったらこれまでの努力が水の泡になってしまう。

 

その時は、相手が現実を受け入れられない状態である事を取り敢えず受け入れておくのが吉だ。

結婚生活は長い。

今回、相手が自分の落ち度を認められなくても、必ずそれを受け入れられるようになる時が来る。

僕ら夫婦も最初から上手く出来たわけじゃない。

何回も同じ失敗をしながら少しずつ前進してきたのだ。

 

まとめ

 

夫婦喧嘩は夫婦関係に亀裂を入れる、幸せな結婚生活における大きな課題の1つだ。

でも見方を変えれば、夫婦喧嘩は結婚生活、夫婦関係をこれまでよりももっと良いものへと改善するための絶好の機会にもなり得るのだ。

僕ら夫婦はその事に気がつくまで何年もかかったしまった。

 

だけど、その事に気がついてからは星の数ほどした喧嘩も無駄じゃなかったと思えるようになった。

喧嘩を通してお互いをもっとよく知る事が出来たと思っている。

今でも夫婦喧嘩が全く無いわけではないし、夫婦喧嘩を完全にポジティブに捉えられている訳でも無いけど、以前よりは前向きに喧嘩できてるんじゃ無いかなと思う。

 

 


管理人@妻のコメント

 

結婚11年目に入り、最近はめっきり夫婦喧嘩をしなくなりました。

意見を言い合うことはありますが、激しい喧嘩はないですね。

 

女性として一番気にすべきところは、

「旦那に不満を覚えても、感情的に思ったまま指摘しない!」と言うことかと思います。

ストレスはたまりますが、他で解消しましょう。

 

旦那にイラっときても、とりあえず無言を貫きましょう。

どうしても指摘したいときは、お互いの機嫌が良い時に、言い方も「私はこう思っているから、こういう風にしてくれると嬉しい。」とか穏やかに言うようにする必要があります。

ここをストレートに「あなたのこう言うところが!!」と言ってしまうと、相手も「自分が否定された!」と思って喧嘩勃発。

 

夫婦って、一番近い他人で、全然別の家庭で生まれ育ったっわけで価値観も違うのは当たり前です。

昔じゃないんですから、旦那の家のやり方に右ならえではやっていけません。

お互いに擦り合わせていく必要があり、夫婦喧嘩に置いて、「愛する人に勝つ必要はない!」んです。

勝ち負けじゃなくって、お互いの価値観を認め合いつつも助け合っていきたいものですね。

 

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