自粛生活と家族の形について思ったこと

久しぶりにブログを更新!

ずいぶん長いこと放置していたのは、仕事がメチャクチャ忙しくなってしまったからです。

昨年の暮れ前くらいから急に仕事量が増え、年をまたいでコロナ騒ぎが起き、学校休校、緊急事態宣言と自粛生活の始まり等々・・・対応にてんてこ舞いでブログ放置という感じです。

この間、色々ブログに書きたいことはあったけれど、そんな暇ありませんでした。

久しぶりの更新では、3月頭の一斉休校から始まった自粛生活のことについてリハビリがてら書いてみようと思います。

 

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「DVや育児問題が増加するだろうな」と思った休校要請

2月27日(木)に安倍首相が全国一斉臨時休校要請を出した。

金曜日の夕方、しかも関係各所に何の通達もなく突然発せられた休校要請。

学校関係者の方々は突然のことで対応が大変だったという声が多数上がっているのをネットで見ていた。

何の準備もなく突然、明日で3学期が終りだと首相から宣告されたら、そりゃあ大慌てになるだろう。

それだけでも、この休校要請は相当物議を醸した。

 

自分がこの報道を聞いて1番最初に思ったことは「子どもへのDVや育児放棄が全国で増えるだろうな」ということ。

実際、このニュースを聞いて悲鳴をあげたのは学校関係者以上に親たちだったという印象を持っている。

共働きをしている親は勿論、専業で家庭に入っている親もこの要請には不安しか感じなかったと思う。

そりゃ、そうだよ。

「春休みまであと1ヶ月弱はある」と思い、休みに向けて色々調整しながらスケジュール立てていたら、「いきなり来週の月曜日から春休みです」だもの。

こうして全校一斉臨時休校は全国の親の予定と心の整理を置き去りにしたまま強行された訳だ。

でも一方で新型コロナに対する恐怖心がうっすらと、しかし確実に醸成されていたので、不満はありつつも、でも状況を考えたら仕方がないという雰囲気もあったように思う。

 

緊急事態宣言と休校の延長、自粛生活の始まり

そして長い春休みを乗り越えて、「もうすぐ新学期が始まる、これで24時間、子供と一緒にいる生活から解放される」と何とか希望を見出そうとしていた矢先に緊急事態宣言が発出ですよ。

皆が何となく覚悟していた通り、学校休校も延長となり、長い春休みは1ヶ月から2ヶ月、3ヶ月へと伸びていくという悪夢!

我が家もこの長い長い春休みをどう過ごすかで四苦八苦していましたよ。

なにせ、「不要不急の外出を自粛しろ」と言われ、必要な買い物に行くのにもコロナ感染リスクに怯えながらの外出。

真綿で首を締められているような漠然とした閉塞感とストレス・・・

そんな暗黒の自粛生活を3ヶ月過ごした。

 

我が家の自粛休校中

我が家でも4月の中旬に入る頃から、家の雰囲気が荒み始めました・・・

なるべく家にいながら子供達の生活にとって張り合いの出るような習慣が作れないかと思い、植木鉢を買ってきて花の種を植えたり、子供達に新しい娯楽を提供するためにゲーム機を買ったりと色々対応はしましたよ。

勿論、それらのものはある程度 役には立ったんだけれどね・・・

本質的な問題解決にはならなかったように思う。

やっぱり、ずっと子供と一緒にいる、自由に外に出かけられない状態は相当ストレスがかかるという事を実感。

また親のストレスを子供達がヒシヒシと感じていて、下の子は最後の方、ちょっとだけ情緒が不安定になったりしていました。

 

やっぱり増えた家庭内トラブルとコロナ離婚

日本のほとんどの地域ががそんな状況に置かれている中で問題になってきたのは、やっぱり子供に対して暴力を振るってしまったり、ネグレクトのような仕打ちを受けたと言った家庭内トラブルの増加だ。

アメリカではコロナの影響で犯罪率が大幅に下がった代わりに家庭内でのトラブルの件数が急増したというニュースも出た。

 

我が家ではDVやネグレクトのような問題は出なかったけれど、妻も子供たちも、僕にかかるストレスは非常に大きく、家庭内の雰囲気は以前に比べれば荒んだ状態になっていたように感じている。

また問題は親子関係のみに留まらず、夫婦関係においてもコロナ離婚という問題をもたらした。

緊急事態宣言下でリモートワークが推進され、家で夫婦で過ごす時間が増えた事により、衝突が起きるようになったのだ。

以前から夫婦関係において、潜在的な問題を抱えていた人たちにとってはこれは当然の流れだっただろうと思う。

1日の中で、あるいは1週間の中で一定の離れている時間があったから、何とか成立していた結婚関係が、自粛生活によって強制的にずっと一緒に居なくてはならなくなったのだ。

水面下に沈みこみ、何となく通り過ぎていた問題が表面化しない方がおかしいだろう。

また自粛生活は、特に結婚生活に大きな問題を感じていなかった夫婦の間にもギスギスした雰囲気や関係を与えたようだ。

 

自粛生活は僕ら夫婦の関係にも多少なりとも影響を与えていたように思う。

別に愛が冷めたとか、そういう事では無いにだけれど、何とも言えない息苦しさを感じていた。

 

良い夫婦関係、親子関係を支えているものは何か?

現在な緊急事態宣言も解除され、生活も「新しい生活様式」という標語の元に少しずつ、以前の状態に戻ってきている。

子供たちも学校や幼稚園に行くようになり、お店も普通に営業している状態になっている。

休みの日などの人出も以前の状態に戻りつつあるようだ。

 

我が家の雰囲気も平穏な状態に戻りつつある。

そういう状態に戻ってみて改めて、平穏な家庭、円満な夫婦関係、良い親子関係を保つためには「風通しの良さ」が必要なのだという事を思わされている。

家庭における「風通しの良さ」というのは、皆が家族以外の人と一緒に過ごす時間を一定時間持っている状態だと思う。

 

「家庭」という居場所が僕らの人生にとって核となる大切な場所である事は間違いないだろう。

でも、皆がずっと家庭に閉じこもっていると、家庭内の空気が淀み、雰囲気が悪くなり、夫婦関係にヒビが入り、親子関係にも重大な悪影響を及ぼしてしまうのだ。

家族といえども、良い関係を保つためには適切な距離感を持っている事が必要。

家族の距離感が近すぎると、息苦しくなって悪い影響を与えてしまうし、この距離が遠すぎても関係が疎遠なものになってしまう。

平日の昼間は毎日、仕事や学校、幼稚園に出かけて行く、そして夕方から夜にかけて一緒に食事をして家族で過ごすという生活ペースが家族をより親密な関係として成立させるための大切な要素なのだという事を感じている。

 

 


管理人@妻のコメント

 

ずっとこのサイトが放置されていたのは、先に旦那が書いていた通りです。

以前なら管理人の私が記事を書いてたりもしてたんですけど、私自身も忙しかったため放置せざるおえませんでした。

 

我が家が住む地域では3月〜5月の3ヶ月間自粛で休校になりました。幼稚園も休園。

旦那は在宅仕事にはならなかったので、旦那が家で仕事して子供達も家にいて、という状況にはなりませんでしたが、いやはや休校中大変でしたよ。

 

まだ幼稚園が分散登園中なので本格的に動けている訳ではないですが、幼稚園以外が本格始動しているので、やーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと在宅の仕事をすることができるようになりました!長かった。あの閉塞感には戻りたくない!

子どもが年少さんくらい以上に成長したら、家族の時間は朝晩だけで十分なのだと思い知らされた今回の自粛休校でした。

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